白髪はなぜ増えるのか?

2019年6月18日

年齢に関係なく白髪って嫌ですよね?

実年齢より上に見える!ごま塩みたいで見苦しい!歳取った証拠!

それぞれ感じ方ありますが、私のサロンでもカットしてるとき、お客様自身が鏡越しに白髪見つけて

「その白髪、根元から切っといて!」ってw

こんにちは美容室グランブルーの星川です


白髪とは

じゃぁ何故、白髪になるのか?

そもそも髪の毛ってご自身の頭の毛の根元のところで生まれるとき

「白髪」

なのってご存じでしょうか?

白髪の状態で生まれ、毛母(もうぼ : 髪の毛の根元の膨らんでるところ)に色素が集合してきて染着してはじめて黒くなって「こんにちは!」って顔を出すんです

その毛母に何かしらの原因で色素が集合しないまま顔を出してしまったのが、みなさんのお悩みの種の「白髪」なのです

白髪になる原因

では何故、色素が集合しなくなるのか?

現状、言われてるのは大きな理由は

「遺伝」「ストレス」「加齢」「食生活」など

ご年齢が10歳代でも白髪多い方って居ますよね?

ストレスなんかないよ!って方も居ますよね?

どうも白髪になる原因は思った以上に根深い絡み合いがあり、その要因は個々で違うようですね

白髪が染着するメカニズム

ここから少し専門的なお話になります

色に関係する部分は毛の本体を作る毛母細胞と色を作りだす色素形成細胞(メラノサイト)の2つからなります

毛母細胞は一日に0.2~0.5㎜のペースで細胞を生み出します。これが髪の毛の伸びるスピードです

だから、髪の毛が伸びるのが遅い!って感じる人は一か月で0.6㎝しか伸びておらず、早い!って思う人は1.5㎝くらい伸びてる計算になります

この伸び率、意外でしょ?

正直、私も業界に入り このことを学んだとき衝撃を受けました

話しを戻しますが、毛母細胞が細胞を形成した段階では、まだ、髪は白色です

そこにメラノサイトが作り出した色素(メラニン色素)が染着してはじめて、「黒い髪の毛」になって生まれるんです

もう一つここで衝撃的なお話が…

先ほどから何度か出ている色素形成細胞(メラニン細胞)これが作り出す色素。実は、

黒じゃないんです

ええ~!?って思われた方多いと思いますが、実はこれ

「赤」「黄」「青」の集合体なんです

絵具に例えてみてください。この3色を混ぜると濃いこげ茶色(無彩色)になります。これがメラニン細胞が作り出す色

またメラニン細胞が作り出すメラニン色素には「ユーメラニン」と「フォオメラニン」がありユーメラニン=黒、フォオメラニン=赤茶となります

そして日本人(アジア人)にはユーメラニンが多く、西洋人にはフォオメラニンが多く含まれます

だから日本人は髪が黒く、西洋人は髪が赤いんですね

メラノサイトと酵素

メラノサイトで生成されたユーメラニンが毛母細胞で染着し髪が黒くなる

ここまででわかりました

と言うことは、メラノサイトでメラニン色素が生成されなくなるから白髪になる!という事です

このメラニン生成と深く関わりがあるのが「酵素」

酵素が白髪と関係する?

酵素って何?

酵素?

酵素は新陳代謝や消化、血液循環など私たちの身体と密接な関わりを持っています

酵素が不足しがちになる原因はいくつかあります

身体の冷え

身体が冷えると酵素の働きが低下すると言われています

睡眠不足

酵素は寝ている間に多く発生します。ですので睡眠時間が少なくなると白髪も多くなりやすく、老化が促進されるといわれています

ストレス

ストレスは自律神経を狂わせ、活性酸素を発生させます。その処理に酵素が大量消費されます

まとめ

現段階で酵素の働きが鈍ると今まで述べた理由から白髪につながることが解明されています

また、人間の身体はとても複雑で神秘的です

髪の毛もまた例外ではなく、白髪はもとより、何故髪が染まるのか?何故円形脱毛が出来るのか?などなど

多くの「はてな?」がありますよね

また追ってそれらについて記事に挙げていきたいと思います